そうして前に進んでいく
新しいアルバイトの方に入ってもらえることになった。この数ヶ月、平日はほぼ自分ひとりで回していたのでとてもありがたい。かわりに入ってくれる方がいれば、その時間僕はべつの仕事ができる。引退まではいかなくとも、これから店番の日はかなり減るだろう。もとよりボスはそのつもりだったようだし、僕も厚意に甘える気だったが、書店員は書店員でとても気に入っていたので少しだけさみしい。
とはいえ、事業そのものを手放すわけではないので企画や選書は引き続きするし、もっとよい本屋にしていくという意味ではむしろ動きやすくなったと言える。全く何も考えていなかったが、半年現場で学んでから企画に移るという字面だけみればものすごく真っ当なキャリアパスを歩んでおり、相変わらずのごっつぁん人生ぶりである。
ちなみに他になんの仕事をするのかというと、もはやレギュラーコンテンツとなってしまった「大パンダ展」に関するあーだこーだ、官公庁出身であることによって期待されているらしいあーだこーだ、教育関係であることによって生じるあーだこーだなど、あーだこーだで多岐にわたる。時々いったいなんの会社なのか疑問に思うこともあるが、まあそれはそれでこのまちにある会社らしいかと納得することにしている。
春に自分が来た時には、前任の学生さんがこれまでの職業人生で受けたどんな引き継ぎよりも手厚くOJTをしてくれたので、ちゃんと次の世代に還元せねばと思う。
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