事務こそが最強のスキルである
っていう本書いたら売れそうじゃないですか。
まあ事務の定義もあいまいだけれども、たとえば大学で先生が避けたがる、事務。行政で手続き上煩雑だけどどうしてもやらざるを得ない、事務。世の中、新しいことをしたり企画を立てたり社会的意義のあることに勤しんでくれる人はたくさんいるが、その横に必ず存在するいわゆる「事務」を掃除機のように吸い取ってくれる人は案外貴重なんじゃないかいという話。
自分に関して言えば、そういう煩雑な事務にたぶん慣れてはいて、べつに嫌いじゃないというかむしろ好きまであって、僕がそれをすることでだれかのパフォーマンスが上がるならわりと喜んで引き受ける性格なので、これが今までの研究者支援にも繋がっていたと思う。そして別に必ずしもその対象は研究者じゃなくてもよくて、応援したい人だとか、うちの組長みたいになんかよくわからんけどアホほど仕事抱えてそうな人()から雑務を剥がすというのはこれでけっこうやりがいがあるのかもしれない。
しかし昨今では大学の職員も高度化が進んでいて、ここでいうようなブルドーザー型の事務を突き詰める人はたぶんもう求められていない。なので僕のようなタイプはちゃんと飼い主を見つけて、自分が草むしり検定1級であることをアピールしたほうがいいのだろう、ということにこの歳になってようやく気がついた。
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